「医師 中村哲の仕事・働くということ」を観て...

インターンのイッチーです。

 

2月4日に医師 中村 哲さんの映画を観てきました。

皆さん、中村 哲さんをご存知ですか?

 

中村 哲さんは、日本の脳神経内科医で、

アフガニスタンで、貧困層に多い、ハンセン病や腸内感染症などの

治療を行ったり、飢餓の解決に向けて、用水路を建設し、

多くの人々の命を救った方です。

しかし、2019年12月4日 アフガニスタン東部ナンガルハル州で、

何者かに銃撃をされ、帰らぬ人となってしまいました。

今回は、その中村さんのドキュメンタリー映画を観てきました。

 

 

鑑賞後は、すごく観て良かったという思いと、観なければ良かったなという

矛盾する気持ちを抱きました。

 

先ず、観て良かったと思ったのは、

これから国際協力に進む人間として、現地の人と一緒に事を成す、

中村さんの姿を観て、非常に勇気付けられたし、

モチベーションも上がったからです。

これが、自分の理想とする光景だと... 目頭が熱くなりました。

 

一方で、観なければ良かったと思ったのは、

国際協力をする覚悟を突きつけられていると感じたからです。

自分が、こんな風に、現地の人と一緒になって出来るだろうかと...

 

 

恐らく、中村さんのようには、いかないだろうな...

経験も、スキルも、語学も、何もかも遠く及ばない。

ここ数日、そのことばかり考えていました。

 

 

でも、気持ちだけは同じものを持てるのかもしれない。

 

中村さんは言います、

「私たちにとって「国際協力」とは、決して一方的に

何かしてあげることではなく、人びとと「ともに生きる」ことであり、

それをとおして人間と自らを問うものであります。」と。

 

現地の人と一緒になって何かをやると考えるのではなく、

“ともに生きる” これだけを考えるだけで良いと思うんです。

 

私は、来年、JICA海外協力隊として

アフリカのタンザニアへ派遣される予定です。

たくさん悩んだりすることもあるかと思いますが、

中村さんの映画を見て感じた、現地の人と「ともに生きる」

これを活動の軸として頑張っていきたいと思います。